Preserve, not repair

「家は、直すよりも“守る”もの。」

長年この仕事をしてきて思うのは、「直すこと」よりも「守ること」の大切さです。
壁や床をきれいにするのは職人として当然のこと。でも本当に大切なのは、その家で積み重ねてきた時間や、そこで暮らす人たちの思い出、ぬくもりを“壊さずに残すこと”だと思っています。
たとえば古い柱や、少し傷のある床。新しくすることは簡単ですが、そこに宿る“暮らしの歴史”は、新品では作れません。だからこそ私は、手を入れる場所にも心を込め、できる限りその家の空気や雰囲気を守りながら直していきます。
“直す”ことで“守る”。
それが、私がこの仕事を続けてきた理由です。

リフォームへのこだわりcraftsmanship
現場は、自分の顔。

道具も現場も、常にきれいに整える。
現場を見れば、その職人がどんな仕事をしているかすぐに分かります。散らかった現場からは、丁寧な仕事は生まれません。使い終わった道具を拭く、材料を並べて置く――そうした小さな積み重ねが、最後の仕上がりを決めるのだと思っています。お客様が見ていなくても、自分の現場は自分の鏡。だからこそ、どの現場も「胸を張って見せられる」状態で終えるようにしています。

お客様より、先に自分が納得する。

「これでいいや」と思った時点で、もう職人ではなくなってしまう。自分が納得していないまま引き渡すのは、お客様に対して失礼だし、何より自分の心が許しません。時間がかかっても、納得いくまで何度でもやり直す。それが三須磨一也としての仕事の流儀です。お客様の「ありがとう」の一言より先に、自分の中で「これならいい」と思える瞬間を大切にしています。

信頼は、“早さ”より“誠実さ”。

リフォームの仕事では、どうしても「早く終わらせてほしい」という声をいただくこともあります。けれど、焦って仕上げれば、必ずどこかに“心残り”が出てしまう。スピードよりも大切なのは、どんな時でも誠実に向き合う姿勢だと思っています。手間を惜しまないこと、丁寧に確認すること、嘘をつかないこと――そうした積み重ねが、信頼につながる唯一の道です。急がず、焦らず、一つひとつの仕事をきちんと積み上げる。その姿勢こそ、三須磨一也の誇りです。

一件一件に、物語があります。

昭和26年生まれで、宇治でずっと暮らしてきました。建築の仕事に携わって、もう50年以上になります。この街の家を守り続けてきたことが、私の誇りです。
お客様の家は、自分の家と同じように扱う。これは若い頃から変わらない、私の仕事の信条です。小さな修繕でも、家全体のリフォームでも、最後の仕上げまで自分の手で丁寧にやりたい。そう思って、これまでずっと現場に立ってきました。
「まだまだ現役でやりたい」そう思えるのは、純粋にこの仕事が好きだからです。

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Our Business事業内容
屋根工事・土木工事

リフォーム全般

住まいの小さな困りごとから、大きな間取り変更まで、幅広いリフォームに対応しています。どんなご相談でもまずは現場をしっかりと確認し、今の家をどう残し、どう活かすのが良いかを丁寧に考えます。「直す」だけではなく、そこで暮らす人の安心と快適を守ること―― それが、私が大切にしているリフォームのあり方です。

屋根工事・土木工事

屋根工事・土木工事

家を支える“上”と“下”、どちらも住まいの安全に欠かせない大切な部分です。屋根は雨や風から家を守り、土木や外構は家全体をしっかりと支える基礎となります。
屋根の補修・張り替え、瓦の交換から、外構づくりや基礎補修といった土木工事まで、現場の状態を細かく見極めながら丁寧に施工します。
見えにくい場所ほど誠実に―― 長く安心して暮らせるよう、“家を守る工事”として一つひとつ確実に仕上げています。

増改築工事

増改築工事

間取り変更や増築など、住まい全体の見直しにも対応します。家の構造を理解したうえで、安全性と耐久性を大切にしながら、暮らしに合った最適な形をご提案。思い出の残る家を活かしつつ、これからの暮らしに合う住まいへ整えます。